部下が脳梗塞になった
管理職で長く仕事をしていると、様々な部下に出会います。
部下は上司を選べませんが、サラリーマンは上司も部下を選べません
全てが出会い、です。
ただ、長く会社勤めをしていると、
以前どこかのプロジェクトで一緒に仕事をした
昔、同じ職場にいた
飲み会で一緒になった
噂で聞いたことがある
など、全く本人を知らない、という事も少なくなってきました。
日本が高齢化するように、会社内も高齢化してきます。
男性で自分より年上の部下を持つ経験は既に10年ほど有りますが、
病気の男性部下が増えて、そのマネジメントに苦戦しています。
定年近く、病気もあり、本人も今更出世を求めていない、というケースは何回かありました。
この時のマネジメントは極めてシンプルに、本人が一番優先したい、体調管理を最優先に仕事を組めば良いです。
少し単純な仕事になるかもしれませんが、それで仕事を設計する事で、その他の人の役割を少し変えれば仕事はうまく回ります。
又少し会社から距離をとって物事が見える分、消費者に近い存在となり、私達に気付きを与えてくれます。
こういう存在は社内では大切だとおもっていますあ。
一番困るのは、今まで第一線で仕事をしてきて、それなりに高い評価ももらい、本人も出世欲もある、でもそれまでの不摂生から、糖尿や脳梗塞などの病気を持ったケース。
一番可哀想なのは本人だと思っています。
だって今まで会社の為、無理を重ね、
付き合いゴルフ⛳️
宴席🍶
休日出勤👨🔧
残業続き🌘
若い時と同じ、と思って仕事をしてきた40半ばに、突然そのツケが身体を襲ってくる。
でも本人は、まだまだ40代の働き盛り、若者には負けない気持ちと、思うようにならない自分の身体に、イライラが募る。
今まで一緒に仕事をしてきたこのタイプの、男性部下は精神的に非常に不安定になってくるのが特徴です。
その結果、その男性部下のその又部下にパワハラを行う。
今まで何人かこのタイプと仕事をしてきましたが、全員共通しています。
本人の仕事を楽にしてあげるのが、一番良いのかもしれません。
でも、それは、
「貴方はもう第一線から離れてくださいね」
と通告するようなもの
勿論収入のダウンと出世の道を閉ざす事になります。
その判断を私がして良いのか、
もう少し頑張れるのではないか、
いつもここで迷います
結果、今まで第一線から、離れないように、叱咤激励しながら、影で支えるマネジメントを、してきました。
これが良かったか、悪かったのかは、今はまだ分かりません。
稲盛和夫氏の言葉
小善は大悪に似たり
大悪は非情に似たり
改めて考えさせられます